2024年11月16日土曜日

暗譜

何回も練習しているうちに自然に暗譜する。それもいいけれど、「強制的暗譜」をすると、やっぱり早く暗譜ができます。

「ここ覚える!」と決心する⇒1つのフレーズなり、2~3小節なりを集中的に覚える。構造を考えたり(色分けしたり)、共通点や法則を見つけたり、因数分解したり(数学みたい)するといいです(イメージです)。いつも同じ指使いで弾くことも大事。

だんだん範囲を広げる⇒☆暗譜完成☆

と、えらそうに言っていますが、本番でまっ白になったり、突然壁にぶち当たったりしたことは数知れず…

絶対暗譜しているのに、何回弾いても暗譜できているのに、本番に弱いのなんでなん?

2024年10月6日日曜日

調律

 チューニングのほか、ピアノ全体の調子を整える(鍵盤の動きや深さ、アクションの調整、音の柔らかさ、響きの調整、ペダルの~など)ことに時間をかけて対応してくださる。いつもありがとうございます。

ピアノの環境で一番気にかけていることは湿度。梅雨の時期と、冬の暖房による結露が最悪なのよ。

今回、さびを取っていただいたのが、バランスキーピン鍵盤はバランスキーピンを支点にテコの原理で動いている)さびがひどくなったら交換とのこと。

調律後、レッスンに来たA君、「あれ?ピアノ新しくした?」というくらい、気持ちよく整えられていました。

2024年9月18日水曜日

譜読みの話

 新しい曲の楽譜を読んで、少しずつ音楽にしていく作業はとても楽しい。楽譜さえあれば、音楽が再現できるのだ。

文字を読んで物語を理解するのと変わらない。常々思うことは、覚えて弾くんじゃなくて、読んで(読みながら)弾いてほしい。そうなるようにいろいろ作戦を考える。だって、それができなきゃ、自立できないでしょ?

しか~し、覚えて弾くタイプの人もけっこういるのね。曲の最後まで譜読み?をすると、すでに暗譜しているタイプ。細かいアナリーゼなどはとりあえず譜読みが終わってから、なんて思っているともう遅い…

2024年8月16日金曜日

合唱曲の伴奏

クラス合唱などの、ピアノ伴奏を引き受けることがありますよね。私も、合唱と言えばピアノのところに座っていたので、ほとんど歌わずに卒業しました。(当時は歌にコンプレックスがあったので、ちょうどよかった)

「伴奏を弾くとき、こんなことに注意するといいよ~」 をまとめてみました。

  1. どのパートも歌えるようにしておく
  2. 止まらない(1つや2つ音が抜けたって気にしない)
  3. テンポをキープ (ドキドキすると速くなっちゃうことがあるのよ)
  4. rit.フェルマータ、テンポの揺れ、などを指揮者とよく打ち合わせる
  5. ピアノソロ曲の場合とちがって、左手のバス音を響かせる
  6. 強弱はオーバーに、クレッシェンド、デクレッシェンドなどは歌に先行してリードする
  7. フレーズの切れ目、ブレスの位置を把握する(歌い手が歌いやすいように弾く)
  8. 前奏、間奏、後奏などは、ここぞとばかりに美しく弾く それ以外はわき役
  9. 楽譜がちゃんと追えるよう、めくれるよう、読めるよう、細心の心配りをしておく
まだありそうですが、今思いついたのはこれくらいかな。

2024年7月16日火曜日

発表会 メンタル

 緊張して頭が真っ白になったり、いつもと違う指使いになってパニックになったり、いつもできている何でもないところでつまずいたり…

私も、イヤと言うほど経験していますとも!

自信をもって演奏するには練習しかありません。あんなに練習したのに…の、「あんなに」が実はそれほどでもなかったりするのです。

練習はいつまでたっても練習でしかないので、「本番」だと思って弾いてみます。「練習は本番のように、本番は練習のように」どっかで聞いたアレですね。靴や衣装も身に着けてリハーサルしますよ。

緊張するのは当たり前、ミスの2つや3つや4つや5つ…どうってことない。演奏をだれかに聴いてもらうこと、拍手をもらえることはとても幸せで楽しいことだと思う。

2024年6月29日土曜日

いいじゃないですか

 ピアノの練習をしないけれど、ピアノや音楽は大好き!というわけで、ピアノをやめることなく、(そんなに上達はしないけど)通い続けている人もいます。

いいじゃないですか。だれもが音大を目指すわけではなく、世の中には、ほかの楽しいことや、やらなければならないことなどがいっぱいある。【練習する場所と時間=ピアノ教室】という姿勢もアリだと思う。

ちょっとやってみた(本当に3か月)けれど、好きじゃない、向いていないと思うからやめる。

これもいいじゃないですか。向き不向きはある。キライなことをがんばるほど、人生は長くないぞ!自分には合わないと気が付いただけで、3か月やった価値はある。

ピアノを弾くことは楽しい。これだけで十分。

難しい曲を弾けるようになってほしいとか、そのためにいっぱい練習してほしいとか、もちろん思うけどね…