2025年6月15日日曜日

小原孝ピアノリサイタル あづみ野コンサートホール

 デビュー35周年記念アルバム「BEST OF BEST」登場しました。

小原孝さんのリサイタルで、いつも強く感じることは、「ピアノで歌う」って、こういうことなんだなということ。

「戦場のメリークリスマス」 切なく、美しく、短調でも長調でもないようなこの不思議な響き。小原孝バージョンの、終わり方を真似したい。

ドビュッシーの「アナカプリの丘」「西風の見たもの」超絶難しいやつ!

「逢えてよかったね」歌う時、(逢えて本当に良かった~)と思うのです。

「カッチーニのアヴェマリア」には泣けるスイッチがあるようです。

「ラ・カンパネラ」「ボレロ」連打があんなに速く美しく、弱い音も強い音もできるなんて…しかも、このラインナップを2曲続けて弾くなんて…

あっという間に時間が過ぎました。そして、なんだかやる気が出てきた。わたしもがんばる。いろいろ。

また、安曇野においでください。

2025年6月1日日曜日

クラシックTV

 NHK Eテレで、木曜日21時から放送されている番組。番組ホームページによると→

クラシック音楽のビギナーに贈る音楽教養エンターテインメント番組。ピアニストの清塚信也さんと、歌手・モデルの鈴木愛理さんが、ゲストとともに幅広い音楽の魅力を「クラシック音楽の視点」でひもときます。

とあります。

色々なジャンルのゲストが登場し(クラシックとは関係のないゲストが多い)、清塚さんの軽~いタッチのトークに乗せられているうち、クラシック音楽のことをたくさん知ることができます。

予備知識があって音楽を聴いたり演奏したりするのと、何も知らずに聴いたり演奏したりするのとは、全然ちがうよね。

「ほ~そうだったんだ~」と、この番組を視聴しています。知らなかったことがいっぱいです。

2025年4月28日月曜日

作曲?

 2年生男子が、「鍵盤ハーモニカで最近弾いているやつ」と言って、劇的なフレーズをきかせてくれた。

「自分で考えたの?」

「そうだよ」

「作曲じゃん」

というわけで、続きを作ることになった。

作り方

1 劇的なフレーズは何を表しているか(何のどんな様子か)

「隕石が落ちてきそうになってみんなが大騒ぎしている」

2 物語(曲)のあらすじを考える

「隕石が地球にぶつかりそうになったんだけど、急にカーブして、地球にぶつからなくて、みんな助かった。みんなが、よかった~と思って空を見たら、虹が見えた」

3 場面ごと(言葉ごと)に、合いそうな音を付けていく。今までに弾いたことのある伴奏を弾いて、合う音をさがす。など。

まだ途中ですが、けっこうおもしろい。作曲家の作った曲をなぞるだけじゃない楽しみ方。効果音まんさい。あはは。

2025年4月14日月曜日

ユモレスク

 「ユモレスク」 は、「新世界より」を作曲したドヴォルザークの曲。バイオリンで演奏されることが多いかも。

軽快なリズム(子供の頃やった、スキップの感じ)で、軽やかに始まる。(たいていの人はどこかで聴いたことがあるメロディー)

のびやかなスラー(空を見上げる感じ)で歌う

突然転調して哀愁を帯びたメロディー(でも力強い)が繰り返され、また冒頭の~。

楽譜を見ると、フラットが6つも!(シ、ミ、ラ、レ、ソ、ド)変ト長調。譜読みが大変そうでビビる…が。

考え方を変えると、ファ以外は全部フラット。黒鍵(フラット)がある音は黒鍵、ドの時はシを弾く…黒鍵を多く弾く曲は、慣れると手になじんで弾きやすかったりする。

これがなんだかクセになる曲で、(そんなに難しくないし)最近弾いているのよ。

2025年3月31日月曜日

バイエル

 私が子供の時には、みんな「バイエル」という教材を使っていた。今は、例えば保育科の授業や試験に必要だから、とバイエルをやる人がたまにいらっしゃる程度。

でも、あらためて弾いてみると、案外いい曲がいっぱいある。特に後半。子供の頃、そんなに一生懸命練習したわけではないが、音は覚えているのだから不思議。九九を忘れないのと似ているのかな。

私が気に入っているのは60番(物悲しい雰囲気、バイエルでは珍しいポリフォニーの曲、74番(3連符が心地よい)、93、98、100、102、104、発表会で弾いてもよさそう。

発表会の曲選びになると、流行りの曲を弾きたいと言う人が多い。でも「こんなのもかっこいいよ」と、クラシックもおすすめできるようにしたい。バイエルもいいかも。

2025年3月17日月曜日

才能?

 始めから、難しい曲がバンバン弾ける人なんていないと思います。

誰だって(プロのピアニストだって)「難しいなあ」「弾けないなあ」を、何度も練習することで乗り越えているのです。できない時に、「才能がない」と、あきらめるのは早い!

才能がないからできないんじゃなく、そこまで(弾けるまで)練習していないだけ。すぐ越えられる人、時間がかかる人、色々ですが、必ず前よりできるようになります。練習すれば上手になる楽器だからです。